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沖縄に移住する前に確認したい年間の気候
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沖縄移住の前に年間の気候と特徴を確認
沖縄は亜熱帯気候で年間の平均気温は約23℃、冬でも平均気温が15℃を下回ることはありません。
沖縄移住後の生活を快適に過ごす為にも、季節ごとの特徴を確認しましょう。
沖縄の季節感(四季)は、県外の場合と少し違いますが、こちらでは気象庁の四季で区別しています。
平均気温等のデータは、気象庁の過去30年間の統計を参考にしています。(沖縄県那覇市)
沖縄の春(3月・4月・5月)の気候と特徴
3月の平均気温:19.1℃、平均湿度:71%
4月の平均気温:21.5℃、平均湿度:75%
5月の平均気温:24.2℃、平均湿度:78%
沖縄の春の時期は、3月中旬頃から日中は半袖1枚で過ごすことができます。
実際、沖縄県内の各ビーチでは、3月初旬頃から海開きの行事が行われています。
県外では、この時期に花粉症で悩む方が多いようですが、沖縄には花粉症の原因になる植物がほとんどありません。
沖縄に移住してきた方の中には、花粉症を避ける為に移住された方もいらしゃいます。
沖縄では、この時期を「うりずんの季節」と呼び、梅雨に入る前までの期間が一番過ごしやすいと言われています。
沖縄の夏(6月・7月・8月)の気候と特徴
6月の平均気温:27.2℃、平均湿度:83%
7月の平均気温:29.1℃、平均湿度:78%
8月の平均気温:29.0℃、平均湿度:78%
沖縄では、例年だと5月10日頃に梅雨入り、梅雨明けは6月23日頃になります。
梅雨時期の沖縄は、気温・湿度ともに高く蒸し暑いので、夏向けの服装の方がいいと思います。
沖縄の梅雨の時期の過ごし方については、後ほど、詳しくご紹介します。
梅雨が明けると本格的な夏のシーズン到来です。沖縄の夏の過ごし方で重要なことは紫外線対策です。
沖縄の夏の平均気温は県外と比較しても、それほど高くなく風があるので日陰に入れば涼しく感じます。
しかし、日差しは非常に強い為、紫外線対策・日焼け対策は必須です。
特に、海辺でレジャーを楽しむ際は、日焼け止めを塗る等して紫外線対策をしっかり行いましょう。
沖縄の秋(9月・10月・11月)の気候と特徴
9月の平均気温:27.9℃、平均湿度:75%
10月の平均気温:25.5℃、平均湿度:72%
11月の平均気温:22.5℃、平均湿度:69%
沖縄では9月中旬頃までは夏日が続きますが、下旬になると朝晩は涼しく感じる日も多くなります。
ただし、日中はまだまだ日差しが強いので紫外線には注意が必要です。
全国的には10月頃から紅葉の時期を迎えますが、沖縄では10月初旬まで海で泳ぐこともできます。
沖縄県では、8月と9月に台風が接近する回数が多いですが、この季節に発生する台風は大型で勢力が強いので注意が必要です。
台風対策の基礎知識については、後ほど、詳しくご紹介します。
11月は、雨が少なく平均気温も22.5℃ですので、日中でも過ごしやすい時期になります。
沖縄の冬(12月・1月・2月)の気候と特徴
12月の平均気温:19.0℃、平均湿度:67%
1月の平均気温:17.3℃、平均湿度:66%
2月の平均気温:17.5℃、平均湿度:69%
沖縄でも、12月になると少し肌寒くなり、長袖シャツにカーディガンが必要な日も多くなります。
1月と2月は、一番寒い時期で平均気温は約17℃ですが、最低気温は10℃近くになる日もあります。
また、この時期は風が強い日が多いので、体感温度が下がり実際の気温以上に寒く感じます。
もちろん、沖縄ではこの冬の時期であっても雪が降ることはありません。
年間を通して温暖な気候で雪が降らない。
暖房費も節約できて、雪の多い地域からの移住者には嬉しいメリットだと思います。
※雪に分類される「みぞれ」は、2016年に39年ぶりに降った記録があります。
沖縄の梅雨の時期の過ごし方
沖縄では、例年だと5月中旬頃に梅雨入り、梅雨明けは6月中旬から下旬頃になります。
梅雨時期の平均湿度は5月が78%、6月が83%と高く、関東地方と比較しても約10%高い状況です。
その為、沖縄の梅雨時期には湿気対策を行わないと、カビが生えやすい環境になってしまいます。
特に、浴室やクローゼット、家具の裏側、窓周りはカビが発生しやすいので注意が必要です。
具体的な湿気対策としては・・
- 換気をする(換気扇を回す)
- 水滴は拭き取る(浴室や窓周り等)
- 風通しをよくする
- 除湿機や除湿剤を使う
などの、方法があります。
沖縄の梅雨時期は晴れの日も多いので、そのタイミングで湿気対策を行うと効果的です。
沖縄移住後に役立つ台風対策の基礎知識
気象庁のデータ(2011年~2020年)によると、沖縄地方には年間6回~13回、台風が接近しています。
平均すると、年間約8回台風が沖縄地方に接近していることになります。
全ての台風が直撃するわけではありませんが、勢力の強い台風だと県民生活に大きな影響を及ぼします。
例えば、建物の被害・停電・断水・交通機関の運休・海や空の便の欠航などです。
沖縄県内では、基本的にバス等の公共交通機関が運休になると、学校は休みになり、企業は自宅待機になります。
沖縄県民は、台風に備えてハード・ソフト両面で様々な対策を行っています。
例えば、建物は鉄筋コンクリートが主流ですし、断水に備えて水道タンク等も設置しています。
また、台風が来る前には食料の買い出しや停電に備えて懐中電灯を準備したりします。
沖縄移住後に役立つ台風対策の基礎知識を台風前と台風後の各々についてご紹介します。
台風前の対策
- 停電に備えて、携帯電話を充電、懐中電灯(2個以上)を準備する。
- 断水に備えて浴槽に水を張っておく。
- 飲料水や食料品を3日分程度買い置きする。
- 風で飛びそうな物は屋内へ入れる。
- 雨水の侵入防止の為、窓周りにタオルや新聞などを詰める。
- 戸建て住宅の場合は排水溝を掃除する。
- 情報収集の為、携帯ラジオや電池類の予備を準備する。
以上が、台風前の対策です。
※台風が通過中は戸締りを確実に行い、窓から少し離れた場所で過ごすようにしてください。
台風後の対策
- 台風が完全に通過した後に自宅周辺の状況を確認する。
- 窓周りを洗う(台風の風に海水が含まれている為)
- 上記と同じ理由で車があれば洗車する。
- テレビの映りを確認(アンテナの不具合は専門業者へ依頼)
以上が、台風後の対策です。
沖縄では台風の勢力の割には被害が少ないのは、山や川が少ないこともありますが、様々な対策を講じているからだと思います。
ここまで、沖縄の年間の気候と特徴を季節ごとにご紹介してきました。
沖縄は亜熱帯気候で年間の平均気温は約23℃、冬でも平均気温が15℃を下回ることはありません。
年間を通して温暖な気候で雪が降らない。沖縄移住をお考えの方には嬉しいメリットだと思います。
沖縄移住後の生活を快適に過ごす為にも、季節ごとの特徴を確認しましょう。