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老後に沖縄移住する時に役立つ情報まとめ
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沖縄移住前に押さえておきたいポイント(シニア年代)
老後に沖縄移住をお考えの方へ、移住前に確認しておきたいポイントをご紹介!
沖縄の年間の気候や市町村別の医療の充実度などのお役に立つ情報をまとめています。
シニア年代の方が沖縄移住後に充実した生活を送る為には、事前の情報収集や計画が大切です。
こちらでは、老後やシニアの年齢を国連の基準から60歳以上と定義しています。(まだ若いですが)
国連では「シニア」のことを60歳以上、
WHO(世界保険機構)では65歳以上と定めています。
老後に沖縄移住する時に役立つ情報(沖縄の気候)
沖縄移住後の生活を快適に過ごす為にも、季節ごとの特徴を確認しましょう。
沖縄は亜熱帯気候で年間の平均気温は約23℃、冬でも平均気温が15℃を下回ることはありません。
沖縄の季節感(四季)は、県外の場合と少し違いますが、こちらでは気象庁の四季で区別しています。
※平均気温等のデータは、気象庁の過去30年間の統計を参考にしています。(沖縄県那覇市)
沖縄の春(3月・4月・5月)の気候と特徴
- 3月の平均気温:19.1℃、平均湿度:71%
- 4月の平均気温:21.5℃、平均湿度:75%
- 5月の平均気温:24.2℃、平均湿度:78%
沖縄の春の時期は、3月中旬頃から日中は半袖1枚で過ごすことができます。
実際、沖縄県内の各ビーチでは、3月初旬頃から海開きの行事が行われています。
県外では、この時期に花粉症で悩む方が多いようですが、沖縄には花粉症の原因になる植物がほとんどありません。
沖縄に移住してきた方の中には、花粉症を避ける為に移住された方もいらしゃいます。
沖縄では、この時期を「うりずんの季節」と呼び、梅雨に入る前までの期間が一番過ごしやすいと言われています。
沖縄の夏(6月・7月・8月)の気候と特徴
- 6月の平均気温:27.2℃、平均湿度:83%
- 7月の平均気温:29.1℃、平均湿度:78%
- 8月の平均気温:29.0℃、平均湿度:78%
沖縄では、例年だと5月10日頃に梅雨入り、梅雨明けは6月23日頃になります。
梅雨時期の沖縄は、気温・湿度ともに高く蒸し暑いので、夏向けの服装の方がいいと思います。
梅雨が明けると本格的な夏のシーズン到来です。沖縄の夏の過ごし方で重要なことは紫外線対策です。
沖縄の夏の平均気温は県外と比較しても、それほど高くなく風があるので日陰に入れば涼しく感じます。
しかし、日差しは非常に強い為、紫外線対策・日焼け対策は必須です。
沖縄の秋(9月・10月・11月)の気候と特徴
- 9月の平均気温:27.9℃、平均湿度:75%
- 10月の平均気温:25.5℃、平均湿度:72%
- 11月の平均気温:22.5℃、平均湿度:69%
沖縄では9月中旬頃までは夏日が続きますが、下旬になると朝晩は涼しく感じる日も多くなります。
ただし、日中はまだまだ日差しが強いので紫外線には注意が必要です。
全国的には10月頃から紅葉の時期を迎えますが、沖縄では10月初旬まで海で泳ぐこともできます。
沖縄県では、8月と9月に台風が接近する回数が多いですが、この季節に発生する台風は大型で勢力が強いので注意が必要です。
台風対策の基礎知識については、後ほど、詳しくご紹介します。
11月は、雨が少なく平均気温も22.5℃ですので、日中でも過ごしやすい時期になります。
沖縄の冬(12月・1月・2月)の気候と特徴
- 12月の平均気温:19.0℃、平均湿度:67%
- 1月の平均気温:17.3℃、平均湿度:66%
- 2月の平均気温:17.5℃、平均湿度:69%
12月になると少し肌寒くなり、長袖シャツにカーディガンが必要な日も多くなります。
1月と2月は、一番寒い時期で平均気温は約17℃ですが、最低気温は10℃近くになる日もあります。
また、この時期は風が強い日が多いので、体感温度が下がり実際の気温以上に寒く感じます。
もちろん、沖縄ではこの冬の時期であっても雪が降ることはありません。
年間を通して温暖な気候で雪が降らない。
暖房費も節約できて、雪の多い地域からの移住者には嬉しいメリットだと思います。
※雪に分類される「みぞれ」は、2016年に39年ぶりに降った記録があります。
台風対策の基礎知識
気象庁のデータによると、沖縄地方には年間平均で約8回台風が接近しています。
全ての台風が直撃するわけではありませんが、勢力の強い台風だと県民生活に影響を及ぼします。
例えば、建物の被害・停電・断水・交通機関の運休・海や空の便の欠航などです。
沖縄県民は、台風に備えてハード・ソフト両面で様々な対策を行っています。
例えば、建物は鉄筋コンクリートが主流ですし、断水に備えて水道タンク等も設置しています。
また、台風が来る前には食料の買い出しや停電に備えて懐中電灯を準備したりします。
沖縄移住後に役立つ台風対策の基礎知識を台風前と台風後の各々についてご紹介します。
台風前の対策
- 停電に備えて、携帯電話を充電、懐中電灯(2個以上)を準備する。
- 断水に備えて浴槽に水を張っておく。
- 飲料水や食料品を3日分程度買い置きする。
- 風で飛びそうな物は屋内へ入れる。
- 雨水の侵入防止の為、窓周りにタオルや新聞などを詰める。
- 戸建て住宅の場合は排水溝を掃除する。
- 情報収集の為、携帯ラジオや電池類の予備を準備する。
以上が、台風前の対策です。
※台風が通過中は戸締りを確実に行い、窓から少し離れた場所で過ごすようにしてください。
台風後の対策
- 台風が完全に通過した後に自宅周辺の状況を確認する。
- 窓周りを洗う(台風の風に海水が含まれている為)
- 上記と同じ理由で車があれば洗車する。
- テレビの映りを確認(アンテナの不具合は専門業者へ依頼)
以上が、台風後の対策です。
沖縄では台風の勢力の割には被害が少ないのは、山や川が少ないこともありますが、様々な対策を講じているからだと思います。
老後に沖縄移住する時に役立つ情報(病院・医療)
病院などの医療施設の充実度は、シニア世代に限らず移住先を検討する上で気になる点だと思います。
沖縄県内では、那覇・南部地域、中部地域、北部地域、宮古島、石垣島、久米島の各地域に公立の総合病院があります。
また、那覇市等の都市部では民間の総合病院を含め病院数が多く医療体制が充実しています。
しかし、離島の市町村など、人口の少ない地域では医療提供体制が十分ではない場合があります。
病院などの医療施設の充実度が気になる方は、移住前に確認することをおすすめします。
下記の詳細ページでは、沖縄県内の病院・医療体制を市町村別に詳しくご紹介していますので参考にしてください。
老後に沖縄移住する時に役立つ情報(車・交通事情)
シニア年代の方が沖縄移住する時に気になるポイントのひとつが交通事情(移動手段)だと思います。
沖縄県内では、2003年8月に開通した沖縄都市モノレール「ゆいレール」が唯一の鉄道路線です。
現在は、那覇市の那覇空港駅と浦添市のてだこ浦西駅を結び19の駅があります。
内訳としては、那覇市内に16駅、浦添市内に3駅、ゆいレールの駅があります。
その他の公共交通機関としては、路線バス・高速バス・コミュニティバス(市町村運営)等があります。
しかし、那覇市などの都市部以外は、バスの運行本数が少なく車移動の方が便利だと思います。
実際の運行状況は「のりものNAVIおきなわ」を参考にしてください。
車社会の沖縄では、県民の多くは車を所有しており、主な移動手段として利用しています。
その為、那覇市などの都市部周辺の幹線道路では頻繁に渋滞が発生します。
朝(7時~9時30分)夕(17時~19時30分)の時間帯には、余裕を持って移動するようにしましょう!
沖縄で車なしでも生活できる地域は?
沖縄本島内で車がなくても不自由なく生活できる自治体は那覇市だと思います。
あるいは、那覇市と境界を接する、浦添市と豊見城市の一部の地区です。
前述のとおり、那覇市内にはゆいレールの駅が16あり、バスの路線網も充実しています。
教育や医療施設などの生活環境が充実しており、日常的な買い物にも困りません。
車を所有していない方の最初の移住先としておすすめの街が那覇市です。
老後に沖縄移住する時に役立つ情報(買い物)
食料品や日用品など生活必需品の買い物が困難になると生活の質の低下にもつながります。
車で移動できる方であれば、スーパーの駐車場も広いので日常的な買い物には困りません。
ただし、人口の少ない市町村には大手のスーパーは出店していない為、日常的な買い物は共同売店や個人商店で購入することになります。
生活必需品の買い物には困りませんが、台風や高波の時には物流がストップすることがあるのでその点は注意が必要です。
車の運転をされない方は、スーパー等の小売店が多い都市部に住むか、ネットスーパーの活用をおすすめします。
ネットスーパー対応店
老後に沖縄移住する時に役立つ情報(生活コスト)
沖縄県は、他の都道府県と比較して生活コストが極端に安いことはありません。
実際に、消費者物価指数では全国平均を100とした場合、沖縄県は98.5で家賃を除くと99.9です。
もちろん、首都圏等の都市部と比較すると生活コストは安いですが、ほぼ全国平均だと予定した方がいいと思います。
沖縄県の費目別消費者物価地域差指数は下記の通りです。(総務省物価統計調査)
(全国平均=100)
- 食料=103.0
- 住居=85.2
- 光熱・水道=105.6
- 家具・家事用品=97.9
- 被服及び履物=99.3
- 保健医療=98.4
- 交通・通信=97.3
- 教育=98.3
- 教養・娯楽=96.8
- 諸雑費=95.0
※以上のデータから沖縄県では、食料品費と光熱・水道費が全国平均より高いことがわかります。
上記のデータは、2018年の物価統計調査(沖縄県全体)ですので目安として参考にしてください。
次に、支出費目の中で割合が高い住居費(賃貸)を沖縄県内で人気の高い「那覇市新都心エリア」の事例でご紹介します。
※家賃の目安は立地や築年数により変動します。分譲マンションタイプの賃貸は含みません。
那覇市新都心エリア(おもろまち・銘苅・安謝・天久・上之屋・真嘉比)
- 1R・1K ⇒ 40,000~75,000円(中央値:60,000円前後)
- 1DK・1LDK ⇒ 45,000~110,000円(中央値:70,000円前後)
- 2DK・2LDK ⇒ 45,000~130,000円(中央値:72,000円前後)
- 3K・3LDK ⇒ 70,000~150,000円(中央値:85,000円前後)
※上記の家賃の目安には、駐車場費用は含んでおりません。
合わせて読みたい参考記事
老後に沖縄移住する時に役立つ情報まとめ
ここまで、老後に沖縄移住をお考えの方へ、移住前に確認しておきたいポイントをご紹介してきました。
移住先として人気のある沖縄県ですが、2020年度の定住意欲度調査(住み続けたい)でも2位にランクインしています。
定住することが、沖縄移住の目標だと仮定すると定住意欲度のこの調査は参考になると思います。
ただし、この調査でも沖縄県の定住意欲度は81.2%ですので、全ての方が満足しているわけではありません。
シニア年代の方が沖縄移住後に充実した生活を送る為には、事前の情報収集や計画が大切です。
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