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沖縄移住|沖縄県41市町村移住情報まとめ
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沖縄移住をお考えの方へ
沖縄県内41市町村(沖縄本島内26市町村、離島15市町村)の移住情報をまとめてご紹介します。
また、沖縄移住を検討する時に役立つ基礎知識やメリット・デメリット等、現実的な課題を含めてご紹介します。
移住先として人気のある沖縄県ですが、2020年度の定住意欲度調査(住み続けたい)でも2位にランクインしています。
定住することが、沖縄移住の目標だと仮定すると定住意欲度のこの調査は参考になると思います。
ただし、この調査でも、沖縄県の定住意欲度は81.2%ですので、全ての方が満足しているわけではありません。
沖縄移住後に後悔せずに、充実した生活を送る為には移住前の情報収集が大切なポイントです。
沖縄移住の現実と課題
総務省統計局が公表している人口推計の人口増減率をみると、2019年に人口が増えている都道府県は全国で7都県です。
その7都県の中でも、沖縄県は唯一「自然増減」と「社会増減」が共にプラスでした。
自然増減とは?・・出生児数から死亡者数を引いた増減数
社会増減とは?・・他の県からの移住者等による増減数
人口が増えているのは、東京都・沖縄県・埼玉県・神奈川県・愛知県・千葉県・福岡県の7都県です。
※沖縄県以外の6都県は、自然増減はマイナスですが、社会増減がプラスで人口が増えています。
つまり、沖縄県は県内でも人口が増えている上に、他の県からも人口が流入していることになります。
県外から沖縄県への移住者数は、正式な数字は公表されていないようですが、年間で27,000~30,000人と推計されています。
実際に移住された方で、どれ位の方が定住しているかは把握できませんが、ネット上では3年以内に戻る方が多い等のネガティブな情報もあります。
そこで、少なくて恐縮ですが、私の知人の移住事例(7人)についてその傾向をご紹介します。
まずは、5年以上定住している方は7人中6人で、お一人は親の介護の為に出身地に戻りました。
定住している6人の方の年齢は20代~50代で、5人が沖縄で転職して1人が起業しています。
現在、定住している方でも、全てが順調だったわけでなく様々な課題に直面したようです。
その中でも、最大の課題はやはり仕事(収入の確保)です。転職した5人の方、全員が同じ意見でした。
ご存知の方も多いと思いますが、沖縄県は賃金が安く失業率も高い地域です。
だからと言って、他の都道府県と比較して生活コストが極端に安いこともありません。
実際に、消費者物価指数では全国平均を100とした場合、沖縄県は98.5で家賃を除くと99.9です。
このように、雇用環境が厳しい沖縄県ですが、医療系(看護師・薬剤師等)や介護・保育士等の資格保有者は各市町村で幅広く求人があります。
私見ですが、求人の多い資格を保有している方は、移住先(市町村)の選択肢は広がると思います。
資格がない方は、仕事の多い都市部の市町村を最初の移住先として検討してはいかがでしょうか?
合わせて読みたい参考記事
沖縄移住のメリット、デメリットとは?
沖縄移住のメリット
沖縄移住のメリット➀ 温暖な気候。そして、雪が降らない!
沖縄県は亜熱帯気候で年間の平均気温は23.1℃、冬でも平均気温が15℃を下回ることはありません。
なので、雪が降ることはありません。
正確に言うと雪に分類される「みぞれ」は、2016年に39年ぶりに降った記録があります。
年間を通して温暖な気候で雪が降らない。
暖房費も節約できて、雪の多い地域からの移住者には嬉しいメリットだと思います。
沖縄移住のメリット➁ 非日常を気軽に楽しめる離島巡り!
沖縄県内には、有人離島が39島(橋でつながった有人離島除く)、15自治体あります。
沖縄県民の私には感じなかった視点ですが、各々の離島で特色があって空気感が違うようです。
離島へのアクセスも容易なので、休日などに気軽に離島巡りが楽しめます。
沖縄移住のメリット➂ 綺麗な海、豊かな自然!
実際は、これが一番のメリットかもですが、あまりにも日常的なので。
ネット上では「沖縄県民はあまり海に行かない!」との記事がありますがこれは間違いだと思います。
海で泳がない人は多いかも知れませんが、沖縄県民は総じて海が大好きです。
私自身も、昼食時間にお弁当を持って海辺によく出掛けます。
あまりにも、日常的なことなので気づきにくいですが贅沢な時間なのだと思います。
沖縄移住のメリット➃ 花粉症に悩まされない。
「花粉症に悩まされない。」、意外とこの動機で移住される方が多いようで正直驚きました。
調べてみると、辛い症状のようなのでその大変さから解放されるメリットは大きいかも知れません。
沖縄移住のメリット➄ 沖縄独特の時間の流れ、空気感!
このメリットは説明が難しいですが、沖縄には独特なゆったりした時間の流れ、空気感があるそうです。
そう感じられるのは、「南国、文化、言葉など」の違いからくる複合的な要因だと思います。
私自身も、たまに東京に出張に行って帰ってくると、その空気感の違いを感じることがあります。
沖縄移住のメリット➅ 夏はマリンレジャー、冬はゴルフ!
沖縄では、3月~10月頃まで海水浴やスキューバダイビング等の様々なマリンレジャーが楽しめます。
マリンレジャーの他にも、バーベキューパーティーや音楽フェスティバルがビーチで行われています。
また、ゴルフ好きな移住者によると、冬にゴルフが出来る環境も魅力的だそうです。
以上が、沖縄移住のメリットです。続いて沖縄移住のデメリットです。
沖縄移住のデメリット
沖縄移住のデメリット➀ 仕事が少ない。
沖縄県は、全国平均と比較しても失業率が高く、雇用情勢が厳しい地域です。
また、「求職者1人につき、何件の求人があるか」を表す有効求人倍率も全国平均より低い水準です。
つまり、沖縄県は全国と比較しても「仕事が少ない」地域なのは間違いありません。
ただし、医療系(看護師・薬剤師等)や保育士などの資格保有者は沖縄県内でも幅広く求人があります。
また、現在の雇用環境は厳しいですが、2019年までは「飲食・宿泊・介護・情報通信等」の様々な分野で人手不足の状況が続いていました。
沖縄移住のデメリット➁ 賃金が低い。
「仕事が少ない」と同様に沖縄移住のデメリットに挙げられるのが賃金の低さです。
2020年の沖縄県の最低時給は792円です。
全国平均が902円なので賃金が低いのはその通りだと思います。
2019年度の厚生労働省のデータによると沖縄県の平均年収は377万円で全国46位です。
全国の平均年収が440万円ですので、沖縄県は年収ベースでも約63万円低いことになります。
沖縄移住のデメリット➂ 公共交通機関が少ない。
沖縄県内では、沖縄都市モノレール「ゆいレール」が唯一の鉄道路線で、現在は、那覇市内に16駅、浦添市内に3駅あります。
その他の公共交通機関としては路線バスがありますが、基本的に沖縄県民は車移動の方が多いです。
その為、那覇市等の都市部周辺の幹線道路では頻繁に渋滞が発生します。
朝(7時~9時30分)夕(17時~19時30分)の時間帯には、余裕を持って移動するようにしましょう。
沖縄移住のデメリット➃ 台風が多い。
沖縄県民は台風に慣れているので、あまりデメリットと感じていないように思います。
ただ、移住者の方に聞くと、移住した最初の年の台風には驚いたそうです。
沖縄県内では、台風に備えてハード・ソフト両面で様々な対策を行っています。
例えば、建物は鉄筋コンクリートが主流ですし、断水に備えて水道タンク等も設置しています。
また、台風が来る前には食料の買い出しや停電に備えて懐中電灯を準備したりします。
台風の威力の割には被害が少ないのは、山や川が少ないこともありますが様々な対策を講じているからだと思います。
以上が、沖縄移住のメリット、デメリットのご紹介です。
沖縄に限らず、どの地域に移住するにもメリット、デメリットはあります。
大切なのは、事前にそのことを知っておくことと、ご自身で何を優先するかだと思います。
沖縄移住を考えている方に、少しでも参考になれば幸いです。
続いて、沖縄移住前に確認したい生活環境についてご紹介します。
沖縄移住前に確認したい生活環境(教育・医療・交通)
移住先を検討する時に、生活環境はとても大切なポイントになります。
こちらでは、主な生活環境として、教育・医療・交通の各分野について沖縄全体の概要をご紹介します。
沖縄県内各市町村の生活環境などの詳しい内容は、下記のリンク先よりご確認ください。
沖縄県の教育・子育て環境
沖縄県の幼児教育(保育)
沖縄県内では、これまで保育所入所待機児童数が多く課題でしたが、最近は改善されつつあります。
沖縄県全体では、認可保育所申込児童数が62,211人対して、待機児童数が1,365人で待機児童率が2.19%になっています。
特徴としては、那覇市の周辺市町村(豊見城市、南風原町)等で、待機児童数が多い傾向にあります。
幼児がいるご家庭は、移住対象の役所に事前に待機児童数について確認することをおすすめします。
沖縄県内の小学校・中学校
沖縄県内の小学校は、ほとんどが公立の小学校です。私立の小学校は下記の4校です。
- 沖縄アミークスインターナショナル小学校(うるま市)
- 沖縄カトリック小学校(宜野湾市)
- 沖縄三育小学校(北中城村)
- 海星小学校(石垣市)
沖縄県内の中学校も同様にほとんどが公立の中学校です。私立の中学校は下記の6校です。
- 沖縄アミークスインターナショナル中学校(うるま市)
- 沖縄カトリック中学校(宜野湾市)
- 沖縄三育中学校(名護市)
- 沖縄尚学高等学校附属中学校(那覇市)
- 興南中学校(那覇市)
- 昭和薬科大学附属中学校(浦添市)
※沖縄県内の公立小中学校の場合、住所で通学区域が指定されています。事前の確認をおすすめします。
沖縄県内の高校
沖縄県内の高校は、県立高校が60校(定時制等の重複除く)・私立高校が4校(通信制除く)です。
沖縄県の場合、小中学校と同様に高校も公立が大半です。別途、国立高専が1校あります。
※沖縄県内の下記の離島市町村には高校がありませんので、島外の高校に進学することになります。
- 渡嘉敷村・座間味村・粟国村・渡名喜村・南大東村・北大東村
- 伊平屋村・伊是名村・伊江村・多良間村・竹富町・与那国町
沖縄県内の大学
沖縄県内には、国立大学1校・公立大学3校・私立大学3校・私立短大2校の合計9大学あります。
- 琉球大学(国立・西原町)
- 県立芸術大学(公立・那覇市)
- 名桜大学(公立・名護市)
- 県立看護大学(公立・那覇市)
- 沖縄大学(私立・那覇市)
- 沖縄国際大学(私立・宜野湾市)
- 沖縄キリスト教学院大学(私立・西原町)
- 沖縄キリスト教短期大学(私立・西原町)
- 沖縄女子短期大学(私立・与那原町)
※沖縄県内の進学校(県立・私立高校)の生徒は、県外の国公立大学や有名私大への進学を目標にする生徒が多いようです。
沖縄県の医療施設
病院などの医療施設の充実度は、シニア世代や子育て世代に限らず、移住先を検討する上で気になるポイントだと思います。
沖縄県内では、那覇・南部地域、中部地域、北部地域、宮古島、石垣島、久米島の各地域に基幹になる総合病院があります。
沖縄県内41市町村の各々の医療環境は、下記の市町村移住情報を参考にしてください。
沖縄県の交通事情
沖縄県内では、2003年8月に開通した沖縄都市モノレール「ゆいレール」が唯一の鉄道路線です。
現在は、那覇市の那覇空港駅と浦添市のてだこ浦西駅を結び19の駅があります。
那覇市内にはゆいレールの駅が16ありますので、沖縄県内では唯一、車がなくても不便を感じない自治体だと思います。
その他の公共交通機関としては、路線バスがありますが那覇市以外の市町村では車移動の方が便利だと思います。
沖縄県41市町村移住情報
こちらでは、沖縄県内41市町村の移住情報ページを
- 那覇・南部エリア・・・那覇市及びその周辺市町村
- 沖縄本島中部エリア・・・沖縄市及びその周辺市町村(那覇市から車で約1時間)
- 沖縄本島北部エリア・・・名護市及びその周辺市町村(那覇市から車で約2時間前後)
- 離島エリア・・・沖縄本島以外の離島市町村
の4つのエリアに分類してご紹介しています。
※興味のある自治体の詳しい情報は市町村名をクリックしてご覧ください。
那覇・南部エリア市町村 移住情報
沖縄本島中部エリア市町村 移住情報
沖縄本島北部エリア市町村 移住情報
離島エリア市町村 移住情報
沖縄移住まとめ
ここまで、沖縄移住を検討する時に知っておきたい情報をまとめてご紹介してきました。
繰り返しになりますが、沖縄移住の成功のポイント、現実的な課題は仕事(収入の確保)です。
別途に生活費を確保できる方を除いて、沖縄移住では仕事面が最大の課題になります。
一定期間の生活費が確保できる方は移住後に仕事を探してもいいですが、やはり、仕事を決めてからの移住が安心です。