<景品表示法に基づく表記>本ページの一部に広告を掲載しています。
沖縄移住前に検討したい年代別の課題とは?
この記事は約6分で読めます。
沖縄移住前に検討したい年代別の課題
沖縄に移住する前に検討したい各年代の課題についてご紹介しています。
沖縄に限らず、移住前には期待と不安がどなたにでも多少はあると思います。
それは、もちろん当然のことで、移住前に様々な情報を収集することはとても重要です。
こちらのページでは、20代~30代・40代~50代・60代以上の各年代別に、沖縄に移住する際の課題についてご紹介します。
沖縄移住後に後悔せずに充実した時間を過ごす為にも、事前の情報収集が大切です。
沖縄移住前に検討したい20代・30代の課題
20代・30代の方が、沖縄に移住する時の一番の課題は仕事面(収入の確保)だと思います。
沖縄で必要な生活費(1か月)は、一人暮らしで14万円、ご夫婦二人では約18万円が目安になります。
※詳しい明細や内容は、このページ下部の参考記事をご覧ください。
上記の必要な生活費を補える仕事を確保することが、20代・30代の方が沖縄に移住する場合の最初のステップになります。
それでは、沖縄県の仕事や給与水準について、具体的に確認してみましょう!
給与水準の比較
- 最低時給:全国平均902円に対して、沖縄県は792円(2020年度)
- 平均年収:全国平均440万円に対して、沖縄県は377万円(2019年度、厚生労働省)
次に、沖縄県内の各求人情報誌を参考に業種別の実際の平均賃金を算出してみました。
下記の賃金は、管理職以外のパート・アルバイト・契約社員・正社員の平均賃金です。
※平均賃金の水準は、年齢や経験年数、事業所規模で変動しますので目安として参考にしてください。
業種別の平均賃金
- 飲食サービス:時給900円前後・月給173,000円前後
- 観光・宿泊 :時給910円前後・月給175,000円前後
- コールセンター:時給1,000円前後・月給190,000円前後
- 介護・福祉関連:時給910円前後・月給176,000円前後
- 保育士 :時給1,000円前後・月給185,000円前後
- IT情報関連 :時給1,100円前後・月給190,000円前後
- 販売・サービス:時給880円前後・月給165,000円前後
- 一般事務職 :時給880円前後・月給165,000円前後
ご紹介してきたように、沖縄県は全国と比較すると給与水準が低く雇用環境も厳しい地域です。
しかし、医療系(看護師・薬剤師等)や保育士等の資格保有者は各市町村で幅広く求人があります。
また、ケアマネジャー等の介護・福祉系の有資格者も同様に求人が多く、上記の資格を含めて相対的に20代・30代でも給与水準が高い傾向にあります。
私見ですが、求人の多い資格を保有している方は、移住先(市町村)の選択肢は広がると思います。
資格がない方は、仕事の多い都市部の市町村を最初の移住先として検討してはいかがでしょうか?
沖縄県の現在(2021年)の雇用環境は厳しいですが、2019年までは各業種で人手不足の状況が続いてました。
20代・30代の方は各業種で求人が比較的多いので、まずは課題解決に向けて仕事を確保しましょう!
沖縄移住前に検討したい40代・50代の課題
40代・50代の方が沖縄に移住する時の課題も、同様に仕事面(収入の確保)だと思います。
ただし、40代・50代の場合、収入を確保する方法は様々でこれまでのキャリアによって違います。
そこで、40代・50代で沖縄に移住された方の事例をいくつかご紹介したいと思います。
- 40代で移住、理学療法士として沖縄の老人保健施設に転職
- 40代で移住、調理師として20年以上経験、沖縄のリゾートホテルに転職
- 40代で移住、保育士として沖縄の放課後等デイサービスに転職
- 50代で移住、監理技術者として沖縄県内の建設会社に転職
- 40代で移住、移住前に行政書士の資格を取得、沖縄移住後に開業
- 40代で移住、地元で10年以上居酒屋を経営した後に、沖縄で居酒屋を開業
- 50代で移住、金融機関を早期退職後に、商工会のアドバイザーに
ご紹介の事例のように、40代・50代の方の場合、求人の多い資格を保有しているか、専門的な知識や経験のある方が多いのが特徴です。
あるいは、沖縄移住後に起業・開業する方もいらっしゃいます。
前述しましたが、沖縄県は全国と比較すると給与水準が低く雇用環境も厳しい地域です。
その中でも、40代・50代の方の場合、資格や経験の有無によっては、さらに厳しい雇用環境が予想されます。
40代・50代で沖縄移住をお考えの方は、これまでのキャリアを振り返り、必要な生活費を確保する方法を検討しましょう。
沖縄移住前に検討したい60代以上の課題
60代以上の方が、沖縄に移住する時の課題は移住前と移住後の住宅をどうするか?だと思います。
これは、定年(リタイア)後に沖縄移住して、年金等で生活費が確保できることを前提にした場合です。
移住前の住宅は各々の事情があるので割愛しますが、移住後の住宅には下記の選択肢があると思います。
- 賃貸アパート・マンション
- 賃貸一戸建て住宅
- 高齢者専用賃貸住宅
- 自己所有の戸建て住宅(新築・中古)
- 自己所有のマンション(新築・中古)
- その他(マンスリーマンション等)
ここで注意して欲しいのは、沖縄県内の賃貸住宅の家賃や売買用住宅の価格は、全国と比較しても安くはありません。
2018年の物価統計調査の住居項目では、全国平均を100とした場合に沖縄県は85.2でした。
しかし、2021年現在では、賃貸・売買共に価格は全国平均と変わらず高止まりの傾向が続いています。
不動産鑑定士による公式な発表では、今後は下落傾向と予想されていますが、移住後の住宅を検討する際は慎重に検討しましょう。
その他、60代以上の方が沖縄移住する時に気になる点のひとつが交通事情(移動手段)だと思います。
その部分を含めて、下記の「老後に沖縄移住する時に役立つ情報」にまとめていますので参考にしてください。