沖縄移住前に知りたい地域のコミュニティ
沖縄の地域社会・コミュニティの特徴とは？
沖縄の地域社会・コミュニティの特徴を様々な側面からご紹介します。
沖縄に移住する前に、その特徴を知っておくことでスムーズな人間関係作りに役立つと思います。
沖縄の地域社会・コミュニティの特徴
移住先として人気のある沖縄県ですが、2020年度の定住意欲度調査（住み続けたい）でも2位にランクインしています。
定住することが、沖縄移住の目標だと仮定すると定住意欲度のこの調査は参考になると思います。
ただし、この調査でも、沖縄県の定住意欲度は81.2％ですので、全ての方が満足しているわけではありません。
沖縄の地域社会・コミュニティの特徴として「沖縄は横社会である」と表現されることがあります。
その表現は一部正しいと思います。沖縄は、家族や親族・地域など、横の結びつきが強い県です。
しかし、その表現が一部では誤解を生じさせる要因になっていることもあるようです。
ネット上では「県外の人に冷たい」等の記事もありますが、少なくても私の周辺では聞いたことがありません。
文化的な違いで誤解が生じることもありますが、基本的に「沖縄が好きな方」に対しては好意的だと思います。
沖縄に限らず、傾向としては人口の多い都市部よりも、人口の少ない地域の方が人間関係が濃厚です。
沖縄には「ゆいまーる（助け合う）」と言う方言がありますが、人口の少ない市町村ではその精神が色濃く残っています。
逆に、沖縄県内で人口が多い都市部は、他都道府県の地方都市と変わらないと思います。
いずれにしても、ご自身にとって心地よい距離感で人間関係を築いていくことが大切です。
沖縄県内の主な地域（年中）行事
沖縄県内では旧暦に沿って、伝統的な地域（年中）行事が行われていますので一部をご紹介します。
- 旧正月
- 清明祭（シーミー）
- 旧盆
- エイサー
- ハーリー
- 大綱挽（おおつなひき）
沖縄では基本的には１月１日がお正月ですが、旧正月もまた年中行事として行われています。
祖先を供養し家族の健康を祈願する清明祭は、旧暦の３月に親族が墓前に集まり行われる行事です。
旧盆は旧暦７月13日の祖先を迎えるウンケー・14日のナカビ・15日の祖先を送るウークイの３日間の祖先祭です。
各家庭や地域でも重要な年中行事のひとつで、エイサーをはじめ各地域で伝統行事が盛大に行われています。
沖縄県のお盆の時期に踊る伝統芸能がエイサーで、現世に戻ってくる祖先を迎え見送るための踊りです。
現在では、全国的にも有名で各地域のエイサーを集めたイベント等も開催されて大いに盛り上がります。
ハーリーは、毎年旧暦の5月4日（新暦では5月下旬から6月頃）に、沖縄県内各地の漁港で行われるイベントです。
爬竜船（はりゅうせん）やサバニ（手漕ぎ漁船）を漕ぎ競い合うことで航海の安全や豊漁を祈願します。
大綱挽は旧暦の６月から８月にかけて五穀豊穣などを祈願して行われる人気行事です。
400年以上の歴史と伝統を持つ那覇大綱挽は、世界一のわら綱としてギネス認定されており、１万5000人余が参加する人気行事です。
沖縄で良好な人間関係（友達）を作る方法
沖縄には「いちゃりばちょーでー」と言う方言があります。
「一度会えば、皆兄弟」一期一会のような意味ですが、沖縄県民は人と人との繋がりを大切にします。
基本的に沖縄県民の多くは、心を開いて接すれば好意的に迎え入れてくれると思います。
沖縄に移住される方は、初めての土地で不安はあると思いますが、積極的に人間関係（友達）を作る機会を持つことも大切だと思います。
沖縄移住者が実践した人間関係（友達）作りの方法
- 勤め先の年齢に近い方から人間関係の輪を拡げる。
- カルチャースクール等に通い、趣味の近い人と仲良くなる。
- 事業者であれば、商工会などの経済団体に参加してビジネスの輪も同時に拡げる。
- 居住地の自治会行事に積極的に参加する。
- 同郷の県人会があれば、参加して紹介してもらう。
- 子育て世帯であれば、保護者会等を通して仲良くなる。
- 行きつけの居酒屋などを作り、お店に常連客を紹介してもらう。（よくあります）
- 模合（沖縄風の懇親会）に参加して仲間を増やす。
沖縄県内の移住者コミュニティ
沖縄県内には、移住者の方のコミュニティがいくつかあるようです。
ネットで「沖縄 〇〇県人会」等で検索すると見つかると思います。例えば、
など、興味のある方は探してみてください。
「沖縄の地域社会・コミュニティ」まとめ
ご紹介してきたように、沖縄は家族や親族・地域などを大切にする横の結びつきが強い社会です。
そして、高齢者（おじー、おばー）を尊敬し、子供を大切にする寛容な社会でもあります。
沖縄移住をお考えの方は、その特徴を知っておくことでスムーズな人間関係作りに役立つと思います。
ご自身にとって心地よい距離感で人間関係を築いて、沖縄での移住生活を楽しんでください。
